2011年10月3日月曜日

[レビュー][本]思考の整理学

書籍名:思考の整理学
著者名:外山滋比古

すごく為になる。巷の思考整理本の源泉だろうな。
とりあえずメモ、寝かせる、文章にしてみる。現在は電子化で、これらも、もっと効率的で高度になってきてると思う。
あとがきも面白い。日本人は英語でI thinkばかり。英語圏の人からすると、日本人はそんなに思慮深いのか、って。もちろん、そうじゃなくて日本人は断定を避け、私はこう思うけど、事実や他の人は違うかも、と表現する。ならば、It seems to me の方が正確な表現。確かに、論文やホームページでまとまって論理的に文章を書くと、自分が確認してないことに、全部、「だろう。思う。思われる。」を多用してしまう。世の中、真実がドンデン返しもままあるが、そんなこと言い出すときりがない。ましてや、口語になると、「的な。風な。かも。って感じ。」で曖昧ばかり。さらに相手に問いかけながら、頷き合いながら会話をする。

他者が自分と同じ考えではないという前提で、思いやりや気遣いに繋がる文化だから悪いことではないが、外国語では変になるのは知っててよいかもね。(ここでもか)

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